産経新聞によれば自民党の松本純前国対委員長代理が緊急事態宣言発令中の東京都内で深夜まで銀座のクラブを訪れていた問題は、新たに田野瀬太道文部科学副大臣と大塚高司国対副委員長が同席していたことが判明し、自民に激震が走った。
田野瀬氏が文科副大臣を更迭されたうえで、3氏が離党する事態に発展した。
これまで「1人で行った」と説明していた松本氏は後輩を守るために嘘をついたことを認め、結果的に自民の傷口を広げた。
国会で野党から追及を受ける菅義偉(すが・よしひで)首相にとっても大きな打撃となる。
3氏の謝罪会見で互いを『先生』と呼び合う。
謝罪の席で『先生』はなかろう。
緊急事態宣言を国民に強いてる深夜、銀座に出没し謝罪の席でも『先生』と呼び合い、このレベルにがっかりする。
凡夫の僕と同じレベルだ。
ISO審査員時代、『先生』と呼ばれることがあり、言われるたびにからかわれていると自戒した。
自分が弱く増長し判断を誤る懸念から心を引き締めたものだ。
国会議員は他国に対して自国を守る責任もあるが、『先生』と言われるだけで傷口をなめあい自己満足する。
『先生』と声をかけないと振り向かないと聞いたことがある。
国会議員として自他ともに任じるなら世界的な仕事をしてから『先生』呼ばわりしてほしい。
東スポによれば緊急事態宣言下、東京・銀座のクラブを訪問した〝自民党のマツジュン〟こと松本純議員(70)が1日、党本部で会見を行い、離党を表明した。
そのウラにはこの問題を1日も早く幕引きしたい意図が見え隠れするが…
松本氏は党本部で銀座クラブ行脚について陳謝。当初「私ひとりで行った」と説明していたが、実際は大塚高司、田野瀬太道の両議員も同行していた。
虚偽説明した理由について松本氏は「(後輩を)かばいたい思いがあった」と話した。
いずれバレるのに想像力が追い付かず、立場を失いたくないからだ。
凡夫の僕と同じだ。
松本氏ら3人は党に離党届を提出。
引導を渡したのは党内の最高実力者と評される二階氏で、松本氏を呼びつけ離党勧告を突き付けたという。
二階氏は記者団との取材で「まあ、(政治家の)出処進退は、ご本人自らが決めることであります。
(松本氏が)当初、説明した内容と異なることが判明したのを受けて、私のほうから離党勧告しました」と話した。
同じく緊急事態宣言下で銀座のキャバクラ店通いがバレた公明党の〝永田町の遠山の金さん〟こと遠山清彦前幹事長代理(51)は議員辞職を表明。
山口那津男代表は、国会内の会見で「国民に強い政治不信をもたらしてしまったことを深くおわびしたい」と頭を深々と下げて謝罪した。
母体である創価学会の婦人部が〝厳罰〟を求めていたことも多分に影響したとみられる。かたや離党、かたや議員辞職…。
二階氏は「われわれの党は、われわれの党独自の判断です」と述べたが、ネット上では「(自民党の)マツジュンたちも辞めろ」「処分がユルすぎる」といった声が殺到。
政界関係者は「あれだけ逃げ切る気満々だった松本氏らが、離党を受け入れた。
それでも議員は辞めていないわけで、ほとぼりが冷めたらしれっと復党する可能性は十分ある」と指摘する。ここにきて菅義偉首相の内閣支持率は30%台前半まで急落。
新型コロナウイルス対策の失政もさることながら、二階氏の言動が国民の反発を招いている側面は大きい。
当の二階氏は今回の松本氏らの処分が政権に与える影響について「それはみなさん(マスコミ)がお考えになることです。われわれは反省し、常に前向いていきます」とだけ語った。
81歳にもなって小賢しいことを言う。