2008/8/23 産経新聞の曽野綾子氏による『小さな親切、大きなお世話』では北京オリンピックを批判している。
取材妨害、記者への暴力など閉鎖的、強権的国家体制をあらわしている。
ロシアもプラハの春の再現とも思えるグルジアへの侵入があり、支援という名目で踏み込んでくる体質は変らない。
中国、ロシアの怖いところだ。
曽野綾子氏の記事では偽装国家と揶揄している。
花火の写真のコラージュ、革命歌曲の口パク事件、少数民族の衣装を着ている人は漢民族という具合だ。
しかしどの国家でも汚いものは見せず、綺麗なものを見せる等、大なり小なり偽装はあるものだ。
曽野氏は巧みな筆致で中国政府の基本的な人間に対する不遜さと残酷さが見えたと糾弾している。
中国が『からくり』も含めて、よくやったと余裕を持って言えないのか。
気持が高ぶっている新興勢力に対し、真正面からぶつかってどうする。
反発させるだけだ。
しかし餃子中毒事件の偽装は許されない。
中国政府の面子をつぶされたくないという必死な気持は分るが、そのことで中国政府の国家体制の闇を垣間見る。
一方日本政府が国民の安全・安心を確保する為に、中国に迫ることも出来ず嘆かわしい。