2008/5/13 フジサンケイビジネスアイによれば
日本の外務省がベトナムも含む東南アジア諸国連合(ASEAN)6カ国を対象に実施した世論調査で、ASEANにとって今後の重要なパートナー国として「日本」よりも「中国」を選ぶ傾向が強まっていることが明らかになった。
急成長した中国との経済関係が深まるASEANで、日本の存在感が相対的に弱まった実態が浮き彫りになった。
この調査は外務省がインドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポールとタイ、ベトナムの6カ国で18歳以上を対象に、2~3月に実施してまとめた。
ASEANにとって「現在の重要なパートナー」を聞いたところ、「中国」との回答は30%。「日本」は中国をやや下回る28%だった。ただ、「今後の重要なパートナー」としては中国が33%に拡大する一方、日本は23%に縮小し、
中国の存在感がASEANの近未来においてさらに増大する傾向が明らかになった。