2008/5/11 審査員同士の研修会があり、その前に乃木坂の新国立美術館に寄り、モディリアーニ展を愉しむ。今回も研修会、懇親会、友人とのランチ、美術観賞と、折角の一日をフルに動く。
モディリアーニは1884年、イタリアの港町リヴォルノに生まれました。彼は画家を目指し、22歳の時にパリの異邦人となる。
1920年頃の「エコール・ド・パリ」には、野心と希望に溢れた無名の前衛画家が集まっていました。モイズ・キスリング、マルク・シャガール、藤田嗣治、そしてパブロ・ピカソ。友情と嫉妬の中、彼らは毎晩のように酒を酌み交わして鬱屈を吐き出しました。その中で浴びるほど酒を呷り、麻薬に溺れ、醜態と狂態を晒していたのがモディリアーニでした。(美の巨人たちより転載)
モディリアーニリの作品は肖像画が多く、描かれている絵は顔と首が異様に長いプロポーションで目には瞳を描き込まないことが多く、アーモンド型のブルーグリーンの目が印象的。誰が見てもモディリアーニリの作品だと分る。
これらの絵はアフリカや東南アジア等での簡素で素朴な造形感覚に影響されている。世間に評価される前に若くして亡くなる。