2008/4/27 静岡新聞の洞爺湖サミット『地球の宿題』で外交の4原則として中曽根元首相は
①国力以上のことをするな
②外交でギャンブルはするな
③内政と外交を混交するな
④世界的潮流に乗れ
という。
過去のサミットで中曽根元首相は各国首脳の記念撮影で中央に進み、位置した。これぐらいの胆力が必要だ。
エピソードで中曽根元首相の気持が伝わる。それは『私は飛行機の中でフランス語を勉強し、会議の休憩時間にフランス語でミッテラン大統領に話しかけた。彼は非常に喜んでくれた。お陰で米ミサイルの欧州配備に反対していたミッテラン氏を説得し、全会一致の共同声明にこぎ着いた。食事時でも教養が必要だ』と言っている。
サミット前の欧州歴訪を断念したことにより、各国首脳との個人的信頼関係の希薄な福田首相の軽妙な洒落が、洞爺湖サミットで通用するかどうか気がかりではある。サミットは各国首脳の言葉の格闘技だ。日本を見せて欲しい。