2008/1/15 ユングの自伝の中の孤独についての一節
『孤独とは自分周りに人がいないために生じるのではなく、自分にとって重要だと思っていることを他者に伝えられないことや、自分が他人を許容することの出来ない何らかの観点をもつことにより生まれるものだ』
蓋し名言である。相手に喋ってしまえばお仕着せになり、また己が大事にしている価値観を真っ向から否定されるのも恐ろしく、かえって心の溝が深まるという遣る瀬無い気持となり、心が乱れ悶々とする。
誰にもわけ隔てなく遭遇する事態であり、老いに向かい弧の世界を楽しむ訓練をしていこう。
宗教はこれを救えるか。