2007/12/27 友人夫妻と忘年会を楽しむ。遊んでくれる友達がいて幸い。
会場は友人が若いときから通う店、『ほうとく』、40年以上続く昔ながらの居酒屋さん。
呉服町界隈の様変わりがあり、他県からの出店が多く、昔からやっている店は残り少なくなったと嘆く。
場所は呉服町通りと両替町通りの間の路地だが『通り』の名前はない。
『ほうとく』という店の名前が気になりご主人に聞いてみたら意外な話を伺った。
『ほうとく』は二宮金次郎氏(二宮尊徳)の報徳思想から命名したという。
そう言えば二宮金次郎の銅像を見ると、背負子をのせ、働きながら学問する姿は、実践しない学問であってはならないと示唆しているかのようだ。
報徳思想とは一つ目は勤勉:「積小為大」という言葉に代表される言葉。
大きな目標に向かって行動を起こすとしても小さいことから怠らず、慎ましく勤めなければならないということ。
二つ目は分度:適量、適度のこと。「正しい収入に応じた生活仕法を守る」ということ。
分度をしっかり定めないままだから困窮してしまうし、暮らし向きも楽にならない。
収入の枠内で一定の余剰を出しながら、支出を図る計画経済の基本。
三つ目は推譲:肉親、知己、郷土、国の為、あらゆる方面において譲る心を持つべき。
分度生活の中から生み出した余剰、労力の一部を各人が分に応じて拠出する。
これが報徳資金になり、相互扶助、困窮救済に当てられ家計再建、町村復興づくりが進められた。
「尊徳は、農民に勤労にまい進するよう進め、良く働くものには褒美を出し怠け者は罰した。
そしてそれぞれが分度に応じて勤労すれば必ず余剰が出る。
それをまず自分にさし出し、家族にさし出し、隣家にさし出し、地域にさし出し、国にさし出そうという推譲の精神を奨励した。
そうすればさし出されたほうは、必ずその徳に報いるように考える。
これが定着すれば、地域が豊かになり、いきおい国も豊かになるというのが金次郎の考え」という。(報徳思想ホームページより転載)
店主に伺ったことをきっかけに思わぬことを知る。
掛川に弟子(岡田良一郎氏)が創設した大日本報徳社があるという。
