2007/10/27 汚染された血液製剤「フィブリゲン」による薬害肝炎問題で旧三菱ウェルファーマが平成14年に厚生労働省に提出したC型肝炎の発症リスト418人分の内、同省が2人の実名と116人のイニシャルを、同社が197人の実名と170人のイニシャルを把握していたことが分った。
厚生労働省や製薬会社が患者の個人情報を持ちながら、告知する努力をせず放置したことが問題となっている。
これに対し田辺三菱製薬の葉山夏樹社長は『医療機関名を公表して広範囲に呼びかけするのがより妥当だった。それは有識者会議、厚労省の判断だった』と釈明し、C型肝炎の患者等は『不作為どころか悪意としか思えない』と反発している。
またも薬害の責任を取ろうとしない責任ある輩の仕業といえる。