2007/3/5 久しぶりに映画を見る。『蒼き狼 地果て海尽きるまで』というタイトルの映画でチンギス・ハーンの覇権を描いている。原作は井上靖氏の『蒼き狼』。おりしもモンゴル建国800年。
チンギス・ハーン遊牧民の一部族の首長の子として生まれた成吉思汗(テムジン=チンギスカン)は、他民族と激しい闘争を繰り返しながら、やがて全蒙古を統一し、ヨーロッパにまで及ぶ遠征を企てる。六十五歳で没するまで、ひたすら敵を求め、侵略と掠奪を続けた彼のあくなき征服欲はどこから来るのか?──アジアの生んだ一代の英雄が史上空前の大帝国を築き上げるまでの波乱に満ちた生涯を描く。(本の道しるべホームページより)
モンゴルの壮大な景色の中で、繰り広げられる、征服しない限り、征服される飽くなき闘争を繰り広げる。
いつの世界も男と女がいて、一方的な思い込みから利害関係者とのボタンのかけ違いに端を発し、抜き差しならぬ関係に陥り、凄まじい戦いとなり、敗者は命を落とす。族長としての宿命か。しかし族長の妻の土壇場の凄みは男を凌ぐ。男の心の隙間に杭を打ち込み、考え方を変えさせる力を見せつける。
ヂンギス・ハーンの孫、フビライは鎌倉時代、元寇として2度(文永の役、弘安の役)、日本を襲来するも、暴風などにより上陸できず敗退。1368年 明に滅ぼされ、明の配下に下る。
こちらの力量不足で、今回の映画でチンギス・ハーンを心のうちを読みきれない。勉強してみよう。余計なことだが津川雅彦氏の配役があり、出番が少しでもったいない。