2006/9/19は浅草で審査。審査先の役員は親分肌。しかも繊細。車の移動中も運転している社員に注意を与え続ける。『右に寄ったほうがいいよ』 『まもなく細い道に入るからね』 『もう少し行ったら左折したほうが空いているよ』とか、事細かにアドバイスする。
道中、面白いものがあるといって、それを見せるために車の車線を変えさせ、ビルの屋上に設置したピアノを弾いてする男性の巨大なモニュメントのようなものを見せ、楽しませてくれる。またパチンコ屋の屋根に大きなゴジラがあると言って、車中から見せてくれる。
歩いているときも、通りに紫色の上品な野ボタンが咲きほこり、綺麗だと目に留めたり、きんもくせいを見つけては匂いを嗅ぎに行く。年に200枚くらいのはがきを知り合い、友人に出すという。そして植物や昆虫の水彩画を本文の隙間に書くという。草むらで昆虫の動きを時間をかけて見るのが好きとも言う。
また、あそこに見えるホルモン屋は世界一上手いとか、あらゆることに関心を持つ。
同行中、自然や人の動きを敏感に観察、察知し、自らも楽しむ様子に感心する。
さらにはゴルフでホールインワンをした仲間がいれば、こちらからお祝いを先にするとか、気遣いのレベルが、ちと違う。
審査先にいくと自分にはない、自分より優れた人物に出会う。人生勉強になり楽しみでもあり、ありがたい。