ライブドアと米産牛肉と官製談合と耐震偽装等国家の信頼を揺るがす事件が相次ぐ。
ライブドアのグレーゾーンを巧みにつく能力、牛肉の検査を輸入前に行った閣議決定の責任を問われて一旦は認めた責任を午後には翻す能力、あいも変わらず談合を平然と行う能力、耐震偽装で誰が責任者か分らなくする能力、そして、まだ生き延びる手立てを考える能力が残存し、行方が気になる。
ライブドアの躍進は若者の希望の星であり、憧れでもあり、行く末の事態にブレーキをかけることが出来なかったことは残念。でもやり直すチャンスがあり、今度は危ない橋を極力渡らない手法で再び蘇って欲しい。
米国政府の度重なる圧力に屈してとは言わないが、調査団を派遣する以前に牛肉が輸出されている事態に対して、又もレトリックで巧みに返す能力は抜群。いつもながら国民を甘く見ている政治手法は残念。
官製談合では天下り先のポスト数と報酬金額でランク付けをする防衛施設庁の能力ある幹部達にも妻や子供がいるのに、いつかはばれるのに突っ走るエリートの犯罪が残念。
耐震偽装では誰が真犯人かウニャウニャにする経営者の醜態が残念。いずれにせよ、人生色々ではすまされないと思うのだが、最近の首相の格差をつけないのは悪平等との見解も憂慮するところだ。