三井物産の元社員が逮捕されました。ディーゼル車の排ガスには気管支喘息などを引き起こす粒子状の物質がふくまれていますが、それを取り除く装置の性能を偽って販売した犯罪です。
装置の除去率が40%程しかないのに、元社員らはデータを偽って、東京都の指定を受けました。
三井物産は販売実績で業界1位となり、環境行政を食い物にした悪質商法そのものです。しかも欠陥商品の交換は2割ほどで、残りの回収の目処が立っていません。運送業者の都合や人手不足を理由に引き伸ばしている姿は恥の上塗りといえます。
JFEスチールの製鉄所では排水に含まれる汚染物質のデータを10年以上、偽って市に報告し、その間東京湾に汚水を垂れ流していました。
建材メーカーの兼松日産農林は、住宅パネル用ネジの強度が足りないのに、偽ったデータを国に提出し、販売していました。
大阪市北区の複合施設『大阪アメニティーパーク』のマンション土壌汚染事件やコクドの株券の名義偽装事件、国土交通省が発注した鋼鉄製橋梁工事の談合事件など枚挙にいとまがありません。
2005/7/5の新聞朝刊によれば明治安田生命保険は保険契約の際の告知義務はしなくてもいいですよと誘導しておきながら、保険金支払いの際は告知義務違反を理由に保険金の支払いを拒否するという悪質なもの。
又産業再生機構の支援を受けて経営再建に取り組むカネボウの旧経営陣による不正経理問題は2002年3月期決算で債務超過になるとの報告に対し、当時の副社長が粉飾しかないとの指示を出し、関係事業部門は売り上げの過剰計上をはかり粉飾した。2005/7/29に帆足・ 元社長、宮原・元副社長、嶋田・元常務逮捕。
このように2度と不祥事は起こしませんとか、組織ぐるみではありませんとか、自分をごまかし、人をごまかす商法は、日本の国の平均的体質なのでしょうか。いや世界共通の現象と思ったほうが楽ですね。