貴方の『ライフワーク』は何ですかと世間で問うことがある。
後期高齢者になり自問自答するとライフワークは『対話運動』の実践か。
青春時代にやりたかったことを思いおこし生きがいにすることはよく聞く話。
青春時代、日本クリスチャンアカデミーに携わり、大磯アカデミーハウスが主宰する『ターグング運動』のプログラムに参加する。
『ターグング運動』とは自分の立場(地位、立場、主義)をひとまずおいて、まずは他者と話し合う。
これが『ターグング運動』の基本姿勢。
1967年、アルフレッド・シュミット博士がドイツアカデミーから派遣され『ターグング運動』がはじまる。
第二次世界大戦後、ドイツとスイスで始まったアカデミー運動は、社会が直面している問題の解決に貢献することを目指してきた。
異なった世界観を持ち、また異なった専門分野や組織を代表する人々が自由と平等を尊重し、対話を通じて自らの人間らしい社会の実現の可能性を探る場を提供しようとしてきた。
ライフワーク『対話運動』の実践の居場所は主宰している『一芸一能士会』
利害関係のない自由な立場で一芸一能(国家資格、公的資格、民間資格、特技)を持つ専門家が集まり対話を継続し10年を迎え、AI時代に欠落するだろう喜怒哀楽を共有する場となっている。