毎日新聞によれば安倍晋三首相は3日、テレビ朝日の番組で、日米安全保障条約見直しを主張するトランプ米大統領に必要性を説明した際、「安倍さんの説明は天才的だ」と言われたことがあると明らかにした。首相は「アジア太平洋地域の米国の権益を、日本の基地を使って守ることができる。米国の空母を整備する能力は日本にしかアジアにはない」と強調。
「(トランプ氏に)そういう説明をすると、その段階では納得していただいている」と語った。
また、トランプ氏が6月、大阪市であった主要20カ国・地域(G20)首脳会議終了後に記者会見で改めて条約見直しに言及したことについては、「もしかしたら(見直しの)気持ちがあるかもしれないが、日米同盟は世界の平和と安定に大きく寄与している」と語った。
これに対し、立憲民主党の枝野幸男代表は「米国から必要性に疑問がある武器の購入が非常に急に増えている」と指摘。
そのうえで、「プレッシャーを受ける中、米国からいろいろ押しつけられているのではないかと疑いを持たざるを得ない。
もっときちんと、米国に対し(日米同盟が)相互契約であることを訴えるべきだ」と主張した。
トランプ大統領の仕掛けに、即座に切り返す能力は必須。
世界のリーダーとして間髪をいれない表現力は欠かすことができない。