NNNによれば経団連の中西会長は、企業が今後「終身雇用」を続けていくのは難しいと述べ、雇用システムを変えていく方向性を示した。
大学側と経団連が議論した結果を、来週公表する予定。
経団連・中西宏明会長「正直言って、経済界は終身雇用なんてもう守れないと思っているんです。
どうやってそういう社会のシステムを作り変えていくか、そういうことだというふうに(大学側と)お互いに理解が進んでいるので」
経団連の中西会長はこのように述べ、「人生100年時代に、一生一つの会社で働き続けるという考えから企業も学生も変わってきている」との認識を示した。
具体的にどう仕組みが変わるか。
推察するに定年という制度がなくなり、退職金制度がなくなり、また40歳で正規社員を再雇用し、正規社員と非正規社員に分かれるなど大胆に仕組みが変わる可能性がある。
40代、50代のサラリーマンにとって一大事。
即対策をとるべき事態を迎える。
新入社員だけの問題ではない。
さらに会長は、これまで日本では、4月の一括採用で入社せずに、あとから非正規で入社した場合、たとえスキルを身につけたとしても正社員に待遇で差をつけられるというケースを示し、そうした雇用システムに疑問を呈した。
非正規社員採用で利益を上げ、結婚も出来ないおとなしい若者を犠牲にし虐げてきた経営側の責任は重い。
経団連と大学側は、個人にとっても企業にとっても、より良い雇用のありかたについて、これまでの議論を22日に報告するという。
学生もサラリーマンで一生を一企業で終わらず、キャリアアップするか、いずれスピンンアウトし、独立する人生設計が当たり前と考え、野心を持ち用意周到の計画をたて一刻も早く『部屋住』から脱出することだ。
定年退職で『お陰様で大過なく・・・』と書く挨拶状では物足りない。
それぞれにとっての波瀾万丈こそ人生ではないか。
ぬるま湯の一生でも悪くはないが、たった一度の人生。
ルビコン川を渡っては如何だろうか?