NHKテレビ番組クローズアップ現代で『死にざま指南』が放映される。
看護師僧侶の『死にざま指南』
多くの人の死の予兆から死までを見てきてる。
その冷徹な分析に恐れをなすが現実でもある。
死の予兆は数か月前に始まる。
やる気がなくなり、食も細くなり外出もしなくなる。
内にこもり人生を回想し始める。
1か月前、血圧、心拍数が不安定になる。
1週間前頃、痰が増えゼイゼイする。
24時間前、下顎呼吸がはじまる。
そして尿と便が大量に出て体がきれいに空になり死に向かう。
人生最後の起承転結が分析される。
今は最後まで栄養剤を点滴したり、胃ろうまでする。
栄養分が吸収できず水ぶくれ状態となり皮膚が爛れる。
欧米の医師法では患者が死を望めば、医師は責任を問われないという。
死に寄り添うというが生きてる側の傲慢なのか。
強者の弱者に対する上から目線が気になる。
生きている側と死に向かう側の心の接点はないのではなかろうか。
人間はそんなに賢くない。
言い過ぎか。
疑問は解けない。