家族でドイツ・ローテンブルクへ旅行する。
ローテンブルク城壁内のブルク・ホテルに二泊する。
オーナーはベルガーさん、80歳だが笑みを絶やさない紳士。
ホテルは丘の上に立ち沃野の景観が広がる。
帰国後たまたまドイツ発祥のアカデミー運動の創設に関わった上智大学教授 ドイツ文学の小塩節氏の著書を本棚から見つける。
私の学生時代、プロテスタント系大学の複数の教授の下、アカデミー運動に携わる。
ナチスの反省から勝者、敗者を決め付け、対立する議論を避ける司会者役の工夫『対話の技術』を学ぶ。
テーマは文化、政治、宗教、科学など幅広い。
著書によればロマンチック街道のローテンブルクの城壁内で歴史祭の最中、予約なく以前宿泊したホテルに飛び込み尋ねるも部屋はなく、たまたまオーナーのベルガーさんの娘さんがいて私のホテルに1部屋空いてますといわれ宿泊したとの記述を見つける。
タウバー川の谷や向こうの丘の野を見ながらフランケン・ワインが美味しかったと書かれている。
小塩氏もローテンブルクのベルガー家の経営するホテルに宿泊し、同じ景色を見たことを知り懐かしむ。