百田尚樹著『日本国紀』は面白い。
百田尚樹氏の言動は政治的、思想的に抵抗がある。
好き嫌いは別に『日本国紀』は日本通史で『物語』
学説に遠慮せず私説を唱え、大胆な発想で問題点を浮き彫りにする。
読者を共感させる。
例えば『継体天皇』即位の前後で何があったかと問う。
意味ありげな『継体』とつけた名前から歴史を読み解く。
大規模古墳が飛鳥時代から消えている理由を探る。
宮内庁が民間研究者の古墳調査を嫌うのも、天皇の歴史の闇を探られたくないとの思惑を暗示する。
日本の歴史の疑問を世間に曝し問いかける。