会社員の人生計画が様変わりしている。
人生50年から100年時代となり、定年も65歳に延長される。
年金の繰下げ支給を75歳まで拡大する見直しをするという。
つまり75歳まで働けと暗示する。
長寿で年金が持たず支給を遅らす策に出る。
役職定年が50~55歳とすれば管理職から外され部下の下につくこともある。
例えば役職定年50歳から定年65歳までの15年間、余人をもってかえがたしという存在は稀。
いなくなっても企業はまわる。
管理職だった頃と比較してやりがいは減じるだろう。
そのような社会変化に伴い会社員の生き方も変化すると思われるが、対応できないでいる。
米国では最も優秀な学生は起業し、その次は大企業にいくという。
『宮仕え』で一生終わるのではなく、独立の踏ん切りを50代から目指したらどうだろうか。
サラリーマンは独立する気概を持とう。
お陰様でサラリーマン人生を無事大過なく過ごし・・・と定年退職の挨拶状を出す羽目になる。
『部屋住み』で一生を終わったと挨拶する。
オーナー企業のトップは波乱万丈こそ人生だと揶揄する。
人生後半戦の助走と実践のために『定年準備』の工程を作ろう。
50代に入ると勝者は敗者の追い出しにかかる。
50代に入り郵便物仕分室への移動もあると聞く。
社内で何でもできるが、社外では通用しないのが会社員。
ハローワークで『部長』『課長』ならできるといい、専門性を聞かれても答えられないみじめ。
いずれ棄てられることに気づかない。
専門性やキャリアを磨き独立しよう。
小生も役職定年になり元部下から『私の下で働かないか』と誘われた。
まもなく退職すると伝える。
10年前から独立の準備をする。
実績と資格と人脈と運で道が開ける。
雌伏10年、自営業への転進を図る。
しかし転進は薄氷を踏む。
ルビコン川を渡らなければならない。
実績=資格=人脈(出会い)=時の運が上手く繋がることはめったにない。
それでも隠忍自重し千載一遇を目指そう。
たった一度の人生だから。
挑戦して失敗しても悔いは少ないだろう。
81歳になる加山雄三さんは岩谷時子さんとの出会いがなければ今の自分はないと語る。
力があっても拾い上げてくれる人がいてこそだ。