読売新聞によれば日本政府は、朝鮮半島有事で韓国の空港が閉鎖された場合、在韓邦人・米国人らを釜山(プサン)港から海上自衛隊艦船と米軍艦が協力して対馬(長崎県)に運び、一時退避させた後、九州に順次ピストン輸送する方向で検討に入った。
韓国政府は自衛隊の派遣に同意していないが、釜山港に接岸した米軍艦の隣に海自艦を「横付け」し、邦人らを乗せる案が浮上している。
複数の日本政府関係者によると、有事の際は、日本国内への脱出を最優先し、釜山から最短距離にある対馬で1~2泊ほど滞在させることを想定している。
民間の在韓米国人にとっても日本が退避場所になるため、釜山港からは米軍艦と海自艦で対馬に輸送し、順次、福岡県の門司港など、九州に船舶でピストン輸送する方針だ。
すでに日本政府関係者が水面下で、対馬の現地視察を行い、ホテルなど宿泊施設の収容可能な人数や必要な水・食料の検討を始めている。
北朝鮮による攻撃が間近に迫れば、関係自治体との協議に乗り出す考えだ。
米軍家族の韓国、日本からの避難の兆しで危機のレベルが分かる。
日本の場合、治外法権の米軍基地から特別機で避難する可能性があり分かりにくいかもしれない。
日米同盟を優先するあまり国民を犠牲にすることは想像できる。
敗戦国家のDNAを持つ戦後政治家の国民不在の政治手法は変わらないようだ。