毎日新聞によれば東芝の不適切会計問題で、田中久雄社長が収益目標の達成に向け、メールや電話で部下に強い圧力をかけていたことが10日、分かった。
不適切な会計処理を示唆したとも受け取れる部下とのやりとりがあったという。
弁護士らで構成する第三者委員会が意図的と判断した場合、田中氏の進退問題に発展する可能性もある。
田中氏は早朝にメールや電話で部下に業績改善を要求するなどしていたという。
トップによる圧力は佐々木則夫前社長(現副会長)の時代にもあったとされ、佐々木氏は9月の臨時株主総会で取締役を退任する方向で調整している。
経団連副会長も辞任する見通しだ。
田中社長は部下に不適切な会計処理を示唆したようだが、業務改善の指示はしたが、不適切な会計処理をしろとは言ってないと逃げるだろう。
狡賢いトップが組織に存在する可能性が何時の世にもある。
こういうようなトップが社会貢献したと叙勲を受けるとすれば、不条理といわざるを得ない。