昨日の安倍内閣総理大臣記者会見の質疑応答
(記者)
幹事社のテレビ東京の宮﨑です。
総理に福島第一原発での対応についてお伺いします。
福島第一原発をめぐっては、汚染水が排水路から海に流出していた事実が発覚し、東京電力による公表が遅れるなど、安全管理の体制について問題が指摘されています。
また、高レベル放射性廃棄物の最終処分場の選定も依然として行われていません。
総理は、こうした諸課題について、いつ頃までに、どのように対応していくお考えでしょうか。
(安倍総理)
東京電力の情報公開が不十分であったことは、誠に遺憾です。
十分な情報公開を徹底することにより、漁業関係者を始めとする関係者の信頼関係を再構築し、また、排水路を通じた放射性物質の流出を抑制するための適切な追加対策をとるよう、東京電力に指示をしています。
安全面についても、原子力規制委員会が、変化する施設の状況に応じた能動的な規制を実施していきます。
東電任せにせず、国も前面に立って廃炉・汚染水対策に取り組んでいく考えであります。
既に、我が国は相当量の使用済燃料を保管しており、原発の再稼働の有無にかかわらず、高レベル放射性廃棄物の最終処分場が必要であることから逃げることはできません。
このため、廃棄物を発生させた現世代の責任として、将来世代に負担を先送りしないよう、これまでのやり方を見直し、科学的根拠に基づき、国から適地を提示するなど、国が前面に立って最終処分場をしっかりと確保していく考えであります。
安倍首相は国民に対し『適切な指示をする』というが、東電を完全コントロールできず言葉が泳ぎ気休めに映る。
陸続きの国から原発の電力が買えるドイツのメルケル首相と比較して日本とは前提が違うというが、原発に対する覚悟が見られない。
経済優先で次々と原発を動かすだろう。