静岡新聞の朝刊で21世紀倶楽部月例会で大坪学長の講演記事が掲載され、かねて小生が思っていたことを指摘されていた。
多くの日本人が豊に生きることをあまり考えたことがないとして『豊かさとは何かを考え、提案できれば大きく経済発展する。重要なのは人生を愉しむこと』と豊かさの追求を訴える。
日本では人生を愉しむことについて、表向き否定する傾向にあり、遊びよりも勤勉を優先する。我慢し、仕事一途が、生涯の美徳のように心が働き、人生を愉しむ性向にない。
折角の人生が最後まで勤勉一途でいいのか疑問に思っている。米国人ビジネスマンは理想的には40~50歳までに全力で稼ぎ、後は悠々自適で暮らすことを目指しているという話を最近聞いた。
そこまでは無理としても働いた後は人生を愉しむ思考を生み出す努力が必要のようだ。日本人は社会の目という呪縛があり遊びに抵抗感を持つ。
是非はあるが一部のリタイヤー組は東南アジアに居を移し、また資産を海外に移し、閉塞感のある日本からの脱出を考えている。