温暖化ガスの削減として家庭の省エネがある。2008年度国内排出量の内、家庭部門は1990年度比で35%増加している。
家庭で電気、ガス、水の消費状況がモニターで分る仕組だ。モニターで使用量が増え続けると警告のランプが点灯する。家庭での省エネの意識付けとなる。
NECとNECビッグローブは4月1日、家庭で使った電力を計測し、CO2排出量を“見える化”する「みんなでカーボンダイエット」のトライアルサービスを始めた。結果をもとに、環境意識の高い自治体や、民間企業への導入を検討し、3年間で売上高約20億円を目指す。
NECグループの社員約100世帯が対象。電気使用量を計測する専用ユニットを設置し、ZigBeeを使ってワイヤレスでサーバに自動的に送信し、データを蓄積。1日ごとや時間帯ごとの使用量の確認と、参加世帯平均との比較ができる。
1年前の電気使用量と比べ、使用量を削減できた分は「みなしCO2削減量」として、ポイントを付与する。ポイントは参加世帯ごとにランキング形式で表示するほか、サイト内で遊べるゲーム「里山をつくろう」で土や水、花、草との交換ができる。
産業部門から排出されるCO2は減っているが、家庭部門からは増加傾向にあるため、家庭からの排出削減につながる省電力化支援の取り組みとして始める。(サイバー大学ホームページより転載)