2009/11/9
各地に仕事で赴き、顧客先で、その地域の歴史について教えていただくのも愉しみの一つ。
稲沢市の尾張大國霊神社(おわりおおくにたまじんじゃ)(通称:国府宮神社)で行われる「はだか祭」は有名だが、正しくは「儺追神事」(なおいしんじ)という。
今から約1240年前、奈良時代の神護景雲元年(767年)、称徳天皇が全国の国分寺に悪疫退散を祈れと勅命を発したとき、尾張国司が尾張総社である尾張大國霊神社で厄払いをしたのが、儺追神事となって現在まで伝えられる。
祭りの開催日は毎年旧暦正月13日、42歳と25歳の厄年の男を中心に、尾張一円から、サラシのふんどし、白足袋をつけただけの数千の裸男が集まる。
午後4時半過ころ、参道の一角に素っ裸の神男(しんおとこ)が一団に守られてひそかに登場。それを見つけた裸男たちが「ウォーッ」と殺到し、神男に触れて厄を落とそうとすさまじいもみ合いになり、裸男たちに浴びせられる手桶の水は、体熱でたちまち湯煙となり、水にひるむスキをついて、神男の一団がジリジリと境内右手奥の儺追殿へ達するまでの一時間弱がこの奇祭のクライマックス。(稲沢市役所のホームページから転載)
テレビのニュースなどで見ることがあり一度見に行きたい祭。一宮神社で行う神事と思っていたが、間違えて覚えていた。