2009/8/18
麻生首相の衆議院選挙公示日の第一声で『政権交代ではない、政策選択なんです』というトークに対し、NHKニュースでは政権交代を賭けた総選挙と位置づける。表現の格差が面白い。
麻生首相は『政権交代ではない、政策選択なんです』というトークが有権者に対する目眩ましである事を知っての上の演説と思うが、その程度の浅はかなレトリックで誤魔化される有権者ではないところにきていることをご存じないようだ。
かたや民主党中心の政権ができても1年持たないだろうと揶揄されている。余程慎重に政権運営しないと千載一遇のチャンスを逃す。
民主党が政権をとったら半年が勝負。内政、外交で一気呵成に始動する勢いがないと自民党の格好の餌食になるだろう。村山政権、細川政権などの終焉を見るとありえる話。
政権与党は長年の不作為の罪に対して国民に謝罪することなしに野党を非難できないのではないか。責任政党を自負する自民党が野党非難にやっきになり、国民を引きつける戦術は卑しく映る。