2009/7/22
幻冬舎の出版の小林よしのり著『日本を貶めた10人の売国政治家』は過激だ。俄かに信じがたいが、極端な見方は両極が見え参考になる。
第一位 河野洋平氏
慰安婦問題での謝罪。著者は軍や政府が関与した証拠がないのに謝罪したと糾弾するが、そんなものが公式文書で残っているわけはなく、公式文書が存在しないのことで関与していないとは言えないはずだが著者の傾向が見える。
第二位 村山富市氏
阪神淡路大震災で当時の村山富市首相が自衛隊の出動の決断が遅れ、6500人の犠牲者が出たことを批判するが、悲惨ではあるが瞬間的な出来事で、どの位救えたか判断が難しい。
第三位 小泉純一郎氏
1995年の米国政府からの年次改革要望書に『郵政省のような政府機関が民間保険会社と競合する保険業家を営むことを禁止すること』とある。毎年米国は日本に要望書をつきつけ、日本が米国に追従しているのが気になるが小泉純一郎氏は郵政民営化を実現した。郵政改革で日本の富を米国に売り渡した。この是非は今回の総選挙で総括されるだろう。
第四位 小沢一郎氏
ねじれ現象を生んだ無節操な国賊というが、参議院の野党優勢を無節操な国賊というのは無理がある。
第五位 中曽根弘康氏
靖国問題をこじらせた元凶という。
俄かに信用できないが有権者として、右も左もこの時期の出版物に翻弄させられないよう見極めたい。