2009/7/19 江戸末期、開国に反対する人の中に、外国から日本を追い出そうという考えで攘夷論がもてはやされるようになった。
同時に開国をした幕府に不満を持ち、天皇に大政奉還するという尊王論が起こり、異質である二つの考え方が連動し、尊王攘夷論が跋扈し、ついに徳川幕府の政治は終わりを告げ明治維新を迎える。
時は平成、自民党は両院議員総会で都議選敗北の総括が必要との考え方と総裁選前倒しを目論む麻生降しとが渾然一体となり、その中で反麻生署名が1/3以上になったものの、都議選の敗北の総括を求めたもので退陣を要求したものではないとする人々が現れ、反麻生集団は腰砕けとなり、議決権のない両院議員懇談会に格下げとなる。
風雲急を告げるが、国民は東国原劇場のドタバタを知り、芸能と政治を合体させモーニングショウ化する演出で自民党圧勝へ導く仕掛けは崩れる。
老練で狡猾な古賀選対委員長の秘策が、この程度だと知るに及び、さすがの『愚かな国民』も情けなさが募る。
7/19のモーニングショウでの細田幹事長のトークは長年の政権与党の不作為の罪について謝罪することなく、目の前の野党の不祥事を追求し、国民を誘導し、手懐ける策は政治的品性を欠く思うが言い過ぎか。