2009/5/29 仕事で新幹線を使い、数時間を費やす道中、単行本を読む習慣が身につく。今回は羽生道英(はぶみちひで)著『大老 井伊直弼』。
昔から気になっていた武将で、若かりし頃部屋住みで不遇であったが井伊家世子の死後、兄・直亮の養子になった直弼は兄の死後、彦根35万石を継ぐ。
大老となり特に開国に際して安政の大獄で反対派を粛清し、朝廷の承諾を得ず開国に踏み切り、尊攘派の恨みを買い桜田門外の変で命を落とした経緯を知りたく読み始める。
人生の有為転変は誰にでもあるが、日本史に名を残すほどの刺激的な井伊直弼公の生涯に心揺さぶられる。