2009/5/10 毎日新聞によれば「東京都議選(7月12日投票)を衆院選の前の選挙と位置付け、(衆院選の)勢いをつけるために大いに頑張ろう」。自民党の細田博之幹事長=似顔絵=は8日、党本部で開かれた都議選対策本部であいさつし、衆院選は都議選の後との見通しを示した。党首脳の思わぬ選挙発言に、会場はざわついた。
近くにいた自民党の古賀誠選対委員長が訂正を求めて口をはさむと、細田氏はあわてて「都議選前に衆院選があるかもしれないと微修正します」と付け加えた。出席者からは「細田氏の本音が漏れたのではないか」との声も出た。
長年の政権与党の不作為の罪について国民に素直に謝罪せず、 西松建設の裏金事件に絡み、小沢一郎・民主党代表の公設第1秘書が政治資金規正法違反容疑で逮捕された敵失を目眩ましとして最大限利用し、国民を誑かし解散に持ち込もうとする意図が明々白々で、65歳になったものの大した政治家でないことを露呈する。これが人間社会だと思えば納得だ。小沢代表の解散直後の出処進退表明が衆議院選挙の勝敗を決めるだろう。政権与党は固唾を呑んで様子を探る。今のところ自民党が有利と踏む。