2009/4/27 家人等と東京駅で落ち合い、実家のある山形県南陽市に行く、山形新幹線で赤湯で下車。
ここは村山地域と置賜地域を結ぶ交通要所に位置する南陽市赤湯。実家近くの赤湯温泉を通過するが泊る機会は今までなかった。
念願かなう。
家族と親戚、友人と夕食を共にする。
一期一会。
桜の名所として知られる烏帽子山公園の麓に広がる赤湯温泉は、開湯900年以上の歴史を誇る温泉地。
泉質は含硫黄ナトリウム・カルシウム塩化物泉で切り傷、火傷、皮膚病などの他、神経痛、リュウマチに効能があるといわれる。
寛治七年(1093年)、奥州統一を夢見た源義家の弟義綱が出羽の平師妙(もろたえ)の乱の際、草刈八幡のお告げにより発見し、傷ついた兵士を湯にいれたところ、たちまち傷が治って、温泉は傷からの血で深紅に染まったところから、赤い湯、赤湯となったといわれる。
古くから羽州街道の宿場町として栄えてきた湯仙郷であり、伊達藩、上杉藩の御殿湯として重宝されてまいりました。「名君」として名高い上杉鷹山公も、こよなく赤湯を愛したという。
以来、伊達領時代を経て上杉領となり、藩政時代には上杉のお殿様が入る御殿湯として保護され、藩公認の遊興場としても大変にぎわっていたそうです。(山形県庁ホームページより転載)
宿のホームページによれば2007年プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」施設の部で入選したという創業370年の上杉家の別荘であった上杉の御湯(みゆ)『御殿守(ごてんもり)』に宿泊。
岩盤浴付き米沢牛コース。近くの烏帽子山公園の桜は平成2年に、財団法人日本さくらの会より「日本のさくら名所100選」の一つに選ばれている。
「御殿守」という宿の名は、上杉家赤湯御殿の用人(守番)の役職名「御殿守(ごてんのもり)」から命名され、当時、赤湯御殿には併設して、赤湯温泉で一番古い大湯という源泉があり、大湯には、上杉家の殿様の入る御殿の湯(御留湯)、上湯、下湯、馬洗いの湯などがある。
当初は御殿守と湯守は別々に任命され、後に両方を兼ねるようになり、代々御殿守を世襲して、明治になり上杉家から赤湯御殿を譲り受けたとの由来。