2009/4/9 産経新聞によれば自民党の武部勤元幹事長は8日、議員グループ「新しい風」の例会であいさつし、衆院解散・総選挙の時期について「解散やるなら今どきが一番いい」と述べ、麻生太郎首相は早期解散に踏み切るべきとの認識を示した。
武部氏はこの中で、公設秘書が起訴された民主党の小沢一郎代表について「続投したことで、国民はがっくりきている」と指摘。
その上で、「麻生氏は世界同時不況にしっかり手を打つという大義のもとに努力しているだろうが、もっと全体を見なくてはいけない。閉塞(へいそく)感を打ち破るタイミングを失してはいけない」と述べ、景気対策を実現した上で解散に踏み切る姿勢を示す首相を批判した。
武部氏は小沢代表が「続投したことで、国民はがっくりきている」と述べ、解散するなら今だという。政権与党は次々と経済対策を国民に示し、麻生首相も外交で得点を稼ぎ、北朝鮮のミサイルも、先ずは乗り越え、今が解散の絶好のタイミングと見る。
過去の長年の政権与党の国民に対する不作為の罪は棚に上げ、直近の経済対策を目眩ましに使う巧みな戦術が功を奏し、またもや自公民の圧勝となる可能性もある。
国民は意外に過去を問わず、穏やかな性格で、これからを問う姿勢が強く、政権与党はそこを見抜き、戦術は効を表してきている。
国民は民主党も自公民もどっちもどっちだという気持に下がり、小沢代表が辞任しない限り、政権交代は見えてこないし、未来永劫政権交代はないだろう。
小沢代表が秘書の逮捕について納得いかないとするだけでは国民は納得せず、小沢代表は自らに拘り、国民目線から外れ、読み違え、出処進退を誤り、千載一遇のチャンスを棄てたことになる。