2009/2/11 毎日JPによれば麻生太郎首相は10日夕、05年9月の衆院選(郵政選挙)に関して「国民が感じていたのは民営化かそうではないかだけだったと思う。内容を詳しく知ってる方はほとんどいなかったと思う」と述べ、選挙時は国民に4分社化体制は周知されておらず、経営形態を見直すことは問題ないとの認識を強調した。
首相官邸で記者団に語った。自民党が大勝した郵政選挙の一部を否定したと受け取られかねない発言で、今後波紋を広げそうだ。
郵政民営化関連法は4分社化することも含んでいる。しかし、首相は9日の衆院予算委員会で「我々が問うたのは民営化で、4分社化か3分社化かなんて問うてない」と答弁。10日は「法律的には入っている。だけど、多くの国民の中で4分社化、3分社化、2分社化というのを知っていた方はほとんどいないと思う」と語った。
首相は5日の同委員会では「郵政民営化に賛成じゃなかった」と発言。9日は釈明に追われ、反対だったのは「03年の総務相就任時。(その後)2年かけて勉強し、最終的に賛成した」などと修正していた。
麻生首相は言わなくてもいいことを言うくせがあり、野党や記者から揚げ足をとられる傾向にある。正直なのか、少なくも為政者として相応しくなく、ブレを大衆に示してはならない。為政者としての心構えが足りないと思うが言い過ぎか。