『悔い』を内省する。
今は亡き親父とのコミュニケーション。
よく説教された。
『お前は、まだ若いから分からないだろうが・・・』と続く。
それを聴くのが嫌だった。
受け入れられなかった。
今振り返り、親父の心境が理解できる。
社長と衝突し経理部長を追われ、都落ちするその日に、プラットホームから見える会社の個々の窓から手を振る姿は感傷的だった。
親父の無念が今になって気が付き、時すでに遅し。
説教は親父の無念を聞かされているようだ。
都落ち先でもオーナー企業の建前と本音の乖離で苦しんだ。
無念が残る生涯ではなかったかと追悼する。
当時、反発していたことが、今になり蘇る。
さぞ無念だっただろう。
理解しようとせず懺悔する。
人生の『居場所』が複数あるといい。
一つだけだと逃げ場がない。
仕事で行き詰ったら家庭がある。
さらに趣味やボランチア、地域活動がある。
僕は『仕事』『地域』『家庭』『個人』の4つの居場所を持つ。
『仕事』一途は辛い。
逃げ場がない。
僕のやり方で参考にならない。
『仕事』は出来ることなら人に使われないこと望み、自営業の道を選んだ。
『地域』では『向こう三軒両隣』と持ち込みで会食を愉しみ、助け合うことは特にないが続けた。
麻機の地域おこしも愉しんだ。
『家庭』では3家族がイベントごとに集うことを楽しんでいる。
『家庭』でうまくやるコツは偉そうに説教がましいことを言わないことだ。
利口な人は誰もいない。
誰もが愚かだと主張している。
『個人』では『講談』『手品』『英会話』『俳句』『ロックアート』『ボランティア』等を楽しんでいる。
あっちがダメならこっちだと渡り歩いている。
人との交流を愉しみ刺激をもらう。
逃げ場をたくさん作り渡り歩いている。
『宗教』を居場所としなかった。
正しかったかどうかは分からない。
サラリーマン時代、初代限りのISO推進室長を命じられ、4工場11事業所のISO9001&14001の認証を取得。
優秀なスタッフに恵まれた。
会社沿革年表に足跡が残された。
そしてオーナーがISO審査員の資格取得をし軌道にのるまで在籍のままバックアップしていただき、お陰様で『井上ISOコンサルティング』を開業。
学生時代から士業で飯を食いたいと挫折を繰り返しながら最後の31番目にISO審査員資格を取得、十数年に渡り審査員として約500社を審査。
審査機関(JQA)から感謝状をいただく。
サラリーマン時代、勝手な振る舞いで、時々の上司から立ち居振る舞いで『藩』の掟を蔑ろにしているとバッシングを受けたがマイウエイを貫いた。
リタイヤー後は自営業を閉じ、人生の師(医師)から受け継いだ50年続いている趣味のロックアートに力点を置く。
恩師からはサラリーマン時代、悩みを長々と聞いてくれどれだけ救われたか。
後期高齢者となり恩師から教わったロックアートを受け継ぎ、ボランティアに勤しんでいる。
恩師への供養にもなるかもとかってに思っている。
サラリーマン時代⇒自営業⇒趣味のボランティアと変遷しルビコン川を渡りマイウエイを貫いた。
幼少期、さらにサラリーマン時代、いやなことは山ほどあったが、それらをバネにし今があるようだ。
たかが我人生、されど我人生ではあるが『人生の納得』としようではないかと自問自答しているところだ。