2008/9/4 毎日新聞によれば8月の日朝実務者協議で合意した拉致問題の再調査開始が大幅に延び、「可能な限り秋まで」としていた終了は不可能となる見通しとなった。外務省幹部が明らかにした。
福田康夫首相の辞任表明が原因だが、新首相就任後も直後の衆院解散・総選挙が予想されるなかでは北朝鮮側が再調査開始に踏み切るかどうかは不透明。福田政権下の合意が白紙になる可能性も強まっている。
外務省幹部は「北朝鮮は様子を見る。日本の都合と言われればそうだ。秋までという結果が遅れるのはやむをえない」と語った。
外務省は「北朝鮮から連絡はない」として認めていないが、北朝鮮から何らかの連絡があった可能性もある。
力量のない首相が日本国の最高の地位に就いた悲劇が、国益にも影響する。二代続けて、こうも情けない征夷大将軍を選出する国柄を憂う。国際的に勝負できる人を選ぶより、少しでも国民の受けがいい人を首相にする余り、悲劇が生じるが、今回も国民の受けを狙う人物がノミネートされている。再び小沢氏が話し合いに応じてくれなかったので辞任するということがなきよう願う。
高村正彦外相は5日午前の記者会見で、8月の日朝実務者協議で合意した拉致問題を再調査する調査委員会について4日夜、北朝鮮側から「日本側の事情にかんがみて、新政権が合意履行についてどういう考えか見極めるまで調査委員会の立ち上げを差し控える」と、正式に拉致再調査の開始延期連絡があったことを明らかにした。