2008/4/28
各国を通過する聖火リレーで中国の支援団体による赤に染められた中国国旗の乱舞に、驚きをもって見ていた。
聖火リレーを守ることが在外中国人の責務であるかのように映り、異常とは言わないが、中国人のパワーの集中力に感心する。どこの国の聖火リレーかと疑うほどだ。
日本人は昨今、このようなパフォーマンスをする気力が衰えているが、中国は海外からの批判に対し、中国国民が一斉に国を守る行動力は、是非を問わず中国パワーとして侮れない。
チベット問題でサルコジ大統領が中国にチベットとの対話を求めているが、フランス系スーパーマーケットの不買運動に発展する行き過ぎに、容認する中国政府の国民への徹底した指導力に不安を感じる。国際社会の中で、このあたりの強弱の調和が中国に求められるが、この手法は今後も変らずか。怖い国でもある。