2007/11/18 牛肉加工品の産地偽装事件で大阪府警は船場吉兆が但馬牛を今年3月以降仕入れていなかったことが判明した。
吉兆は本吉兆、神戸吉兆、船場吉兆、京都吉兆、東京吉兆とあり、孫及び4人の娘と婿が経営しているという老舗高級料亭。
農水省幹部は『赤福には一度裸になって出直そうという潔さが感じられたが、船場吉兆には全くそれがない。経営陣は最初から本当のことを語っていれば、こんな事態にはならなかった』と発言。
不正の責任をパートに押し付けて役員が言い逃れる。経営責任も企業倫理もあったものではない。
白い恋人や比内地鶏、赤福等一流といわれる老舗が次々と偽装が発覚している食品業界はすべてこんなものとみられてしまう。
方や守屋前防衛事務次官の参議院での証人喚問でも業者との癒着が暴かれ、山田洋行との宴席で久間元防衛大臣や額賀財務相も同席したと発言。両者は否定、事実は一つであるも、ウニャウニャにできるか、日本国家の品質が問われる。
日本の防衛の要となる立場にいた守屋前防衛事務次官の『接待漬け』に、夫婦共々何の倫理責任を持たない厚顔無恥に感心する。子ども達にどう説明しているのか伺いたいものだ。
嘘で固める政経の立ち居振る舞いを見ていると、日本の国としての自浄能力が低くなったと思う。名士といわれる人物が言い逃れることができると思っている根性が卑しい。