2007/10/26 シーファー駐日米国大使は日本記者クラブでの講演でインド洋での油の補給活動支援継続問題で
『どのような説明をしても政治的理由から満足しない人がいる。そういう人たちの考えを直すために米国に出来ることは思いつかない』と発言
いつもながら欧米のリーダーたちの言葉の言い回しは見事。日本人には中々身につかない表現。問われても冷静に巧にユーモアを交えて答える能力はリーダーには必須要件だ。
シーファー駐日米国大使は小沢代表を揶揄したものと思われる。小沢氏の協力を得る方針からの転換と受け止められる。こちらも勝負に出る。
一方、シーファー駐日米国大使は2007/10/24 ブッシュ大統領に公電を送り、太平洋に於いて最も親密な同盟国を裏切ることがなきよう北朝鮮へのテロ支援国家指定解除しないよう求め、ヒル国務次官補の姿勢に不満を示したという。
またライス国務長官は『日米関係を犠牲にして米朝関係を進める考えはない』という発言に、微妙なニュアンスを残しており、シーファー駐日米国大使がブッシュ大統領に釘を刺したかのように映るが、解除は見えており、駆け引きは続き、予断は許さない。