2007/10/12 先週、沖縄に行ってバスガイドさんから、教わったことで琉球王国があった。琉球王国があったということは知っていたが、その程度で何も知らなかった。己のいい加減な知識を自覚する。
10-12世紀頃から海外との交易がさかんとなり、按司(あじ)と呼ばれる首長が現われた。
按司は鉄器を輸入して、共同体の生産性を向上させ、周辺地域を支配下に治めた。按司は北山、中山、南山に分かれ互いに争い、1406年南山の尚巴志(しょうはし)が統一を果たし、首里に拠点をつくり、国家として統一した。
第一尚氏王統、第二尚氏王統と引き継がれたものの、琉球の支配を意図した薩摩の島津藩が徳川幕府の許可を得て、琉球に侵攻し、琉球王国は降伏。
降伏後も既得の琉球王国と明朝との交易による利益を得るため、擬似国家として黙認、年貢を上納させ監視した。
1872年 明治政府は琉球藩を設置、国王尚泰を藩王とし、清国との断絶を迫り、廃藩置県を強行し、沖縄県とした。ここに琉球王国は崩壊した。往時の歴史を今も語り継がれ、沖縄人の心の拠り所としていることが理解できた。
同時期に松前藩のアイヌ支配があり、琉球と同様の運命を辿った。