2007/10/2 時事通信が伝えるところによると政府は2日午前の閣議で、海上自衛隊が2003年2月に米国の補給艦を通じて空母に給油した量を防衛省が今月になって訂正したことに関し、「海上阻止活動」以外への使用を否定する答弁書を決定した。
答弁書は、空母に提供した燃料について「03年5月に米側に確認したところ、
テロ対策特別措置法の趣旨と目的に外れて使用されたことはなく、今後も使用することはあり得ないとの回答を得ている」と明らかにした上で、「今回の訂正でこの回答に変更は生じないと認識している」とした。江田憲司、鈴木宗男両衆院議員の質問主意書への答弁。
案の定、米側に確認したところ、イラクへの転用はありえないとの回答ですまそうとしているが 、いつものレトリックで切り抜けようとしており、国民の説得にはならないだろう。こんな手法では日本はよくならないと思うのだが。
政権与党の代議士の中には国益の為に『何でもかんでも国民にすべてを知らせる必要はない』と思っている節がある。このことで思わぬ事態を招く可能性がある。国会議員の思い上がりともいえる。
小沢代表は給油継続に世論が賛成に動きつつあることに対し、世論が間違っていると突っ放し、きわどい勝負にでる。小沢代表の戦略で政治の質が変りつつある。