2007/9/8 月刊誌の 『TITLE』と『GOETHE』が面白い。
9月号の 『TITLE』はすべて時代小説がテーマ。来月号は鉄道特集。即ち毎月タイトルが異なる雑誌で、 『TITLE』というネーミングに特徴がある。9月号は時代小説全203冊を紹介している。
時代小説はほとんど読まないが『蝉しぐれ』で知られる藤沢周平氏の作中にでる『海坂藩』は庄内藩がモデルという。ここは藤沢氏の故郷である鶴岡市。この雑誌で初めて知る。『蝉しぐれ』は、いつか機中の映画で憤死した父の遺骸を運ぶ場面が忘れがたい。
『GOETHE』の9月号では谷絹子氏の中国ビジネスとアクターズ・スタジオ名誉学部長のジェームズ・リプトン氏と平成中村座のニューヨーク公演を成功させた中村勘三郎との対談。リプトン氏の軽妙なトークに引かれる。普通の人ではない人物がいることを雑誌で知り、ただただ敬服する。リプトン氏のような仕事がしたく憧れている。