2007/8/26 時事通信社の報道によれば小池百合子防衛相は24日、滞在先のニューデリーのホテルで記者団に対し、27日に予定される内閣改造に関し「テロ対策特別措置法延長をしっかり実現してくれる人にバトンタッチしたい」と述べ、続投は望まない意向を明らかにした。
その理由として海上自衛隊のイージス艦の情報持ち出し事件を挙げ、「防衛省内で責任をどなたも取っていない。この点でわたしは責任を取りたい」と説明した。
分けのわからない理由で自ら再任拒否。辞任理由が論理性に欠け、この程度での戯言で国民に説明しているとすればがっかりする。
小池氏は「情報保全という大きな課題が本当に意味をなすためにきっちりとした体制でやってもらいたい。人心を一新してほしい。そこ(情報保全)を任せられる人に大臣になってほしい」と語った。
さらに「わたしは辞めると言っているのよ」と述べた」
記者会見から離れる際、「わたしは辞めると言っているのよ」と捨て台詞を残し、この人の大きさと品格を明確にした。
守屋次官と電話が繋がらないと喋ってしまうのも女性ならではの度胸だが、『もののふ』のたしなみを知らないと仲間内から揶揄される。
テロ対策特別措置法延長でかつての同志である小沢代表と対峙することを考え、小沢代表に対し『湾岸戦争のときからカレンダーがめくられていない』と幼き発言をした手前、このタイミングでの自らの辞任表明は的を射ているといえる。