2006/8/18 AOKIホールディングスの株式公開買い付け(TOB)としてのフタタの経営統合の提案は受け入れられず、撤退を表明し終結した。
フタタの先代とAOKIとの友好関係から、経営統合を図ったが、現経営陣はコナカと経営統合(100%子会社化)をすると決定した。
AOKIの提案では不採算部門の他業種への転換を提案したことに対して、フタタにとってコナカの本業志向での生き残り策に望みをかけたと思われる。
今回の経緯としてAOKIとコナカが経営統合に向けて、具体案を示して競ったことはM&Aのあるべき姿に近づいたといえよう。
また王子製紙による一方的な北越製紙に対するTOBは北越製紙側の銀行、取引先、株主が同意せず、必ずしもドライな買収は馴染まない現実もあるが舵はきられたように思われる。
2006/8/29 北越製紙の新鋭設備を狙った王子製紙は北越製紙との経営統合を断念した。