以前勤めていた会社の友人が、今、山からの帰りだといって、訪ねてくれ、木によじ登って採ってきた山菜の『酒屋の娘』をいただきました。
この『酒屋の娘』は正式にはトウダイノメ(コシアブラ)と言うそうです。何故『酒屋の娘』という名前で言われているのかは知りません。
昔はこの木の樹脂を漉して、金漆(ごんぜつ)という塗料用の油をとったことから「漉し油」と呼ばれ、一種の漆として使われたそうです。
味はタラの芽に似ていますが、コシアブラは知られておらず、スーパーではお目にかかれません。てんぷらで新芽のほろ苦さを楽しみました。
会社を退職してから3年目になりますが、訪ねてきてくれる友人の情に感謝です。