2005/8/5 郵政民営化に反対する議員の数が、中曽根弘文代議士の反対の意思表示により、中曽根氏に同調する人も含めていくと否決のラインである18名を超すのではないかと推測され始めました。また2005/8/6 森前首相の説得に対し小泉首相は『殺されてもいい』とまで言い切った。
郵政の改革には賛成するが、やり方がついていけないという、身内の反小泉に対して、解散も辞せずとして、勝負に出る手法は、小泉首相の真骨頂ではあるが、一国のリーダーとして発言が総じて軽く、残念。レトリックで切り抜けるのはトップのやることではない。
否決が予測できれば、採決前に解散に打って出るのも策。いずれにしても否決の方向であれば、総選挙、自民党は分裂、下野し、政権交代。
だが頼みの野党もだらしなく、この段階で勝利宣言するくらいの度胸と野心を持ってもらいたいもの。
アメリカのように二大政党で政権を争う時代へと入りつつあるものの、真の意味で成熟した民主国家になるのは何時のことだろうか。代議士先生方を選んだ国民に責任があることだけは間違いないようです。