『アカデミー賞授賞式』を観賞する。
受賞者とプレゼンターの言葉は研ぎ澄まされている。
スタンディングオベーションで答える俳優たちの顔もいい。
喜びの意思を伝える能力に感心する。
社会的発言も忘れない。
多くの人生の試練を乗り越えた人々のトークを味わう。
日本人は感動を伝え、共感する能力が乏しい。
共感より嫉妬が優先する。
教育現場で平均的人物に仕立て上げ、個性を抑制させる教育手法にも問題がある。
『和』を優先するあまり異なる意見を交換する力量を削ぎ取る。
子供のころからディベートの訓練をしてこなかったツケがまわる。
安倍首相のように言い回しで逃げるトークがまかり通り、闇の世界に誘導し核心を暈す。
これではアジテーションするのが精一杯で感動は生まれない。