時事通信によれば安倍晋三首相は22日、北朝鮮による拉致被害者の家族会・救う会関係者と首相官邸で会い、「一日も早い」被害者救出を重ねて誓った。
引き続き国際社会と連携しつつ、北朝鮮に拉致問題解決を促す方針。
政府内には、トランプ米政権の誕生を好機と捉える向きもあるが、解決への糸口を見いだせるかどうかは不透明だ。
家族会は、高齢化という厳しい現実に直面しており、初めて「今年中」と期限を切って首相に全被害者の救出を要望。
救う会と合同の運動方針では、北朝鮮との実質的協議入りと引き換えに独自制裁の解除を容認する「見返り」も明記した。
22日は、拉致被害者横田めぐみさんの父で体調を崩している滋さん(84)の姿はなかった。
母早紀江さん(81)は「どれだけ活動しても動かないこの状況を、何とも言えない思いで訴えてきた」と悲痛な思いを首相にぶつけた。
救う会の西岡力会長によると、首相は「まだまだ絶望的な状況でない。説明できないことがいろいろあるが、政権として最優先に取り組む」と述べ、理解を求めた。
政府は第三国で北朝鮮側との接触を図っているとみられる。
安倍首相は『説明できないことが色々あるが…』と思わせぶりに語るが、何も進展していないということだ。
政治家は利害関係がついてこないと腰が入らないようだ。