朝日新聞によれば防衛省は、南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に派遣した陸上自衛隊の部隊が任務中に死亡したり、重度障害になったりした場合の弔慰・見舞金の最高限度額を、現行の6千万円から9千万円に引き上げる方針を決めた。
安全保障関連法に基づく新任務「駆けつけ警護」を付与したことに伴う措置で、任務を実施した際は、1回当たり8千円の手当を隊員に支給することも決めた。
毎日新聞によれば安全保障関連法に基づき新たに「駆け付け警護」の任務を付与され、南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に派遣される陸上自衛隊部隊の壮行会が19日午前、青森市の陸自青森駐屯地で開かれた。
稲田朋美防衛相は「自衛隊の国際平和協力の歴史の中で、新たな一歩になるものだ。
自衛隊による国際貢献を一層有意義なものにしてほしい」と訓示した。
壮行会には派遣隊員約350人とその家族が出席した。
稲田氏は訓示で、隊員の家族に向けて「全員が帰国する日まで支援に万全の態勢で臨む」と強調した。
部隊は南スーダンの首都ジュバとその周辺で道路の整備などにあたる施設部隊で、20日から3回に分けて出発する。国連職員などが襲われた場合に助けに向かう駆け付け警護と、部隊の宿営地を他国軍と一緒に守る共同防護が来月12日から可能になる。
この壮行会での稲田防衛相は髪を後ろで束ねていたが、スーダン訪問時ファショナブルな髪型で己が先行し、隊員の覚悟に見合わない姿で立つ。