安倍政権としては、沖縄基地負担軽減担当相を兼ねる菅氏が翁長氏と会談することで、辺野古移設に向けた海底作業などで膨らむ県側の反発を和らげ、歩み寄りの糸口を探る狙いがある。
国と沖縄県の溝が深まるばかりだが、一歩前進する。
捻じれた問題を解決するのが政治であり、上位に位置する安倍政権の力不足が露呈する。
米国にいい顔をするあまり、沖縄を犠牲にするとすれば本末転倒といえる。
橋本竜太郎前首相は当時のクリントン大統領に普天間基地を返還するよう直談判。
内閣総理大臣は日本の利益のために勝負に賭ける時がある。
しかし安倍首相は日米同盟の強化という怪しげなテーマに全力を傾け、日本人の魂を売る。