JR亀崎に初めて降りる。
大府駅から武豊線に乗り換える。
武豊線は知多半島のおよそ北半分の東側を通り、今では武豊や半田から名古屋との通勤・通学路線となっている。
元来は1886年に中山道鉄道として建設資材を武豊港から陸揚げし運搬するために敷設された路線。
亀崎は亀崎潮干祭(かめざきしおひまつり)で知られている。
祭見学が好きで興味を持つ。
亀崎潮干祭は、愛知県半田市亀崎町で毎年5/3~4に行われる神前神社(地元では、旧社格より「県社」と呼ばれている)の祭礼である。
言い伝えによれば、室町時代の応仁・文明年間の頃に亀崎に来着した武家らの発案により、荷車に笹を立て幕を張ったものを神官の指示によって曳き回したのが祭礼の起源とされ、そのときの車が現在5組5台の山車のうち東組宮本車に当たるとされている。
18世紀には現在のような知多型(半田型)と呼ばれる山車の形態になったとされている。
1980年には「亀崎潮干祭の山車5台」が愛知県有形民俗文化財に、2006年には「亀崎潮干祭の山車行事」が国の重要無形民俗文化財に指定された由緒ある祭であることを知る。
なお、祭礼にかかわる人材は、山車組ごとの血縁者によって構成されている。
同時に、女人禁制であり、観光客や女性は見物はできるが、他の多くの地区のように元綱・先綱を曳いて参加することはできないという。